玉木宏、天才探偵役に挑む! 人気ミステリー「ミタライ」シリーズ初の映画化

本格派ミステリーの巨匠・島田荘司が映像化を拒み続けた「御手洗潔(みたらいきよし)シリーズ」初の映画化が決定。玉木宏が、脳科学者で天才探偵である主人公・御手洗潔役を務めることがわかった。
【関連】「玉木宏」フォトギャラリー
同シリーズは、1981年「占星術殺人事件」からはじまり、総部数330万部を記録する大人気シリーズ。原作者・島田の強いこだわりから映像化されてこなかったが、「彼であれば…」とその出演を熱望された玉木は、シリーズ初の映像化となったドラマ『天才探偵ミタライ~難事件ファイル「傘を折る女」~』(フジテレビ系)にて同役を演じ「期待以上の御手洗」と島田を唸らせた。
今回、映画化されるシリーズ最新作『星籠(せいろ)の海』は、島田が「御手洗が国内の事件を解決する最後の作品」と宣言したシリーズの集大成。瀬戸内海が広がる広島県・福山市を舞台に、潮の満ち引きが繰り返される時計仕掛けのような海が御手洗を難解な事件へと巻き込んでゆく。
すでにクランクインを迎えた玉木は、「難しいのは、膨大なセリフと戦わなくてはいけないこと」と苦労をにじませるも「登場人物の中でたった一人、事件を解決していくキャラクターなので、すごく心地良い。楽しみながら演じています」と役を演じる上での心境を明かした。
島田は「原作ファンでいて下さった方々、そして私自身にとってもこれは悲願でした。みんなで祝杯をあげたい気分です」と溢れる思いを語り、「理想的な役者・玉木さんとも出逢えたし、原作にとって最も幸福なかたちになりました」と感無量のコメントを寄せている。
映画『星籠の海 探偵ミタライの事件簿』は2016年公開予定。