『グーニーズ』再映画化、製作進まない理由はオリジナル版への愛?

スティーヴン・スピルバーグ製作、リチャード・ドナー監督による1980年代のカルト的人気作品『グーニーズ』(85)。昨年4月にドナー監督がスピルバーグ、脚本を担当したクリス・コロンバスと共にリブート製作に向けて動き出したと語ったが、その後大きな進展が見られなかった。コロンバスいわく、企画は生きているが、「その過程の進行は遅い」という。
【関連】ファミコンゲームにもなった映画『グーニーズ』フォトギャラリー
新作『ピクセル』のPRで出演した「HuffPost Live」で『グーニーズ』続編があるか尋ねられたコロンバスは「おそらく」と返答。「多くの脚本家が『グーニーズ』の脚本を書きたがっているが、非常に愛されている作品だから僕達がつい守ろうとしてしまうことが問題だ」と『グーニーズ』への愛を語った。「あれからグーニーズのメンバーは30歳、年を取っている。あのキャストはまさに魔法のようなキャストだったから、今どうやって成立させるか? これはかなり難しいチャレンジだよ」と続けた。
コロンバスがやはり脚本を担当した『グレムリン』シリーズのリブートについても同じ事が言えるとコロンバスは言うが、『グレムリン』はグレムリンという珍獣キャラクターなので、まだやりやすいそうだ。
オリジナル版『グーニーズ』は小さな港町を舞台に、海賊の宝探しの冒険に繰り出す少年達の集団「グーニーズ」を描くが、グーニーズの個性豊かな面々を演じたオリジナルキャストが出演することになるかは未知数だ。コロンバスはキャストの素晴らしさを語っていたが、製作を務めるというフランク・マーシャルが以前、「続編ではない」と話していた。