藤井直樹&岡崎彪太郎、初共演で早くも意気投合 それぞれの地元で案内してほしい場所は?

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数々のドラマに出演し、舞台『甘美なる誘拐』や『恋ひ付喪神ひら』では主演を務めた藤井直樹。ドラマ『年下彼氏』シリーズやリーディングアクト『一富士茄子牛焦げルギー』主演など活躍が目覚ましい関西ジュニアの岡崎彪太郎。二人が初めてタッグを組む舞台『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』が8月23日から上演される。これまであまり交流のなかったという二人だが、稽古に向けて楽しみにしていることやお互いの印象などをたっぷり語ってもらった。
【写真】カッコよすぎ! 藤井直樹&岡﨑彪太郎、インタビュー撮りおろしショット
◆野球未経験の2人 出演決定に驚き
舞台『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』は、コロナ禍で甲子園出場への夢を絶たれた令和の青年が、思いがけず昭和17年にタイムスリップし、当時の球児たちとともに苦境を乗り越えていく姿を描き出したドラマ。NHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』や映画『パッチギ!』、『トリリオンゲーム』などで知られる羽原大介が書き下ろし、第二次世界大戦の終戦から80年が経った今、実際に開催された野球大会を題材に人生を新たに生き直そうとする人々の物語を綴る。藤井が令和からタイムスリップする大学生・森下令児、岡崎が昭和17年の野球名門校の野球部主将・津田昭夫を演じる。
――まずは、今回の出演が決まり、最初に台本を読んだときの率直な感想を教えてください。
藤井:僕は全く野球経験もなく、バラエティー番組ではボールをまっすぐ投げることすらできないくらいなので(笑)、出演が決まったときは驚きました。でも、今ここで野球というものに出会えるというのもすてきだなと思います。今回、令児を演じることで、たくさんの人と出会い、野球を知り、戦争を知り、どんな刺激を受けるのか。今からすごくワクワクしています。
――野球はあまり身近ではなかったということですが、台本を読んで、共感したり、感情移入するところはありましたか?
藤井:挫折する経験は野球に限らず誰しもあると思うので、そうしたところは共感できます。野球がテーマの物語ではありますが、観ている方が頑張っているものに置き換えていただければ、とても感情移入できる作品だと思います。
――岡崎さんはいかがですか?
岡崎:僕も、お話を聞いたときはすごく驚きました。(藤井と)二人で出演するということもそうですし、5都市も回らせていただけるということも、驚いたのと同時にうれしかったです。今回は、僕たち以外にもとても豪華な役者さんたちとご一緒させていただけるので、吸収できることもたくさんあると思いますし、たくさんのお客さんに観ていただけるだろうと思うとそれもうれしいです。もちろん責任も感じますが、頑張りたい、やりたいと思いました。台本を読む前は、戦争のお話を演じるのは難しそうだなと思っていたのですが、読み進めていったらコロナ禍を経験した今の自分と重なる部分も多かったので、共感できて演じやすいかもしれないと思います。すごくすてきな本だと思いました。
――出演が決まったときには、髪の毛を切ることも決まっていたそうですね。
岡崎:そうなんです。心の準備ができないうちに決まっていました(笑)。撮影の前日にやっと切りに行ったのですが、切られていく髪を見ながら「僕の何年か分が…」とちょっと思いました(笑)。
――撮影を終えて今は少し伸びてきましたが、また公演に向けて短くするんですか?
岡崎:そうですね。切ります。でも、短いと髪を洗った後に乾くのが早いんですよ!
藤井:うん、洗いやすそう。
岡崎:それまではカラーもしていたので、プリンになってないかも気になっていたんですが、今はそれもないのですごく楽です。メリットばかり見つかってきて、意外といいかもしれないと思っています、今。