サンダンス映画祭で監督賞、注目の魔女ホラー『The Witch』予告編解禁

今年1月に開催されたサンダンス映画祭で話題をさらい、新人監督のロバート・エガースが国内作品の部門で監督賞を受賞した魔女ホラー『The Witch(原題)』。2016年の最恐ホラーとの呼び声が高い同作の初予告編が解禁になった。
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17世紀の米マサチューセッツ州セーラムで起きた一連の魔女裁判は有名だが、その時代よりも数十年遡る1630年のニューイングランドが本作の舞台。故郷を後にし、ニューイングランドの村外れ、奥深い森の手前に越してきた敬けんなキリスト教徒の夫妻ウィリアムとキャサリン、そして5人の子供達の7人家族が怪現象に見舞われる様を描く。
ある日、一番上の娘トマシンが「いないいないばあ」をして末っ子の乳児をあやしていると、その乳児がこつ然と姿を消す。作物が枯れ、家畜に異変が起きる姿を目撃した家族は、しだいにトマシンが魔女ではないかと疑い始めるという。
予告編では家の前に広がる森のおどろおどろしい様子や、悪魔払いらしき儀式の不気味さが、短い予告編の中で効果的に浮き彫りになっている。「お前がこの家族に呪いをかけたのか」と母親がつぶやくが、この一家に起きていることは果たして魔女の仕業なのか?
父親ウィリアムを演じるのは、映画『ハリー・ポッター』シリーズに出演したラルフ・イネソン。母親キャサリン役は映画『プロメテウス』(12)のケイト・ディッキー、トマシン役は新人女優のアニヤ・テイラー=ジョイが務める。『The Witch(原題)』は9月のトロント国際映画祭で上映され、2016年に劇場公開される予定だそうだ。