『まどマギ』蒼樹うめ、初展覧会前に“キュゥべえ”の赤いマーク秘話明かす

上野の森美術館で2日、「蒼樹うめ展」の報道陣向けの先行内覧会が開催された。会場には蒼樹うめ本人も来場し、ライブドローイングを実施。『ひだまりスケッチ』ヒロインの“ゆの”は「激しく落ちこぼれていた予備校生時代の分身」などと明かし、本展をPRした。
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同展覧会は、漫画『ひだまりスケッチ』の連載、大ヒットアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などを手がける蒼樹うめの漫画原稿や描き下ろしイラストを集めた初の個展。会場では、エリアごとにテーマを設けて展示物を紹介する。未公開の設定資料なども展示されており、漫画家、イラストレーター“蒼樹うめ”の誕生や成長のプロセスを辿ることができる。
第1章「蒼樹うめとは」のエリアでは、蒼樹が幼少時に描いたクレヨン画や予備校時代のデッサンを公開。第3章「原稿の部屋」では、蒼樹が仕事で使用している液晶タブレットなどの機材を展示している。
第5章「『蒼樹うめ』の仕事」では、老舗酒造メーカーとコラボレーションした萌え系梅酒「梅酒 うめ物語」のラベルや、イラストレーターに焦点を当てたイベント「絵師 100人展」のイラストなど『ひだまり』『まどマギ』以外の仕事にフォーカスしている。
先行内覧会に登壇した蒼樹は、『ひだまり』からヒロイン“ゆの”と『まどマギ』からマスコットキャラクター“キュゥべえ”のライブドローイングを実施。『ひだまり』については「“ゆの”が誕生したとき、私は美大生でした。激しく落ちこぼれていた予備校生時代の分身のようなところがある」と明かし、『まどマギ』の“キュゥべえ”については「背中の赤いマークは、シナリオに出てくる“キュゥべえ”の謎の部分に引っかけて仕込んでいます。後はかわいくなることを考えました。尻尾が好きで、大きくてモフモフしているところがいい」と話した。
「蒼樹うめ展」は、10月3日から12日まで上野の森美術館で開催。