マット・ボマー、フィッツジェラルド原作『ラスト・タイクーン』ドラマ化で主演

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『華麗なるギャツビー』などの小説で知られる米作家F・スコット・フィッツジェラルドの未完の遺作『ラスト・タイクーン』が、米アマゾン・スタジオズでドラマ化されることになり、人気海外ドラマ『ホワイトカラー』や映画『マジック・マイク』シリーズの俳優マット・ボマーが主演を務めることに決まったそうだ。
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Deadlineによると、同ドラマのパイロット版製作には「キャスト・コンティンジェンシー」という、それ相当の名前のある俳優の出演が条件になっていたとのこと。マットの出演により、その条件は十分クリアできたと考えて良さそうだ。
ハリウッドの映画界を描く『ラスト・タイクーン』はフィッツジェラルドが執筆中に死去したことから、彼の死後に彼の友人であった文芸作家エドマンド・ウィルソンが完成させたという。同作は、1976年に映画『欲望という名の電車』(52)や『エデンの東』(55)などの巨匠エリア・カザンが監督、ロバート・デ・ニーロ主演で映画化された。
ドラマ版『ラスト・タイクーン』は1930年代のハリウッドを舞台に、大手映画会社のやり手製作部長モンロー・スターが実権を手にしていく姿を描き、暴力やセックス、野心にまみれた当時のハリウッドを浮き彫りにするという。マット以外のキャストは不明。
パイロット版の脚本は、映画『キャプテン・フィリップス』(13)のビリー・レイが執筆。レイは製作総指揮と監督を兼任する予定とのことだ。