『オリエント急行殺人事件』再映画化 名探偵ポワロ役は『シンデレラ』監督

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1974年にシドニー・ルメット監督で映画化された英ミステリー作家アガサ・クリスティの名作『オリエント急行殺人事件』。20世紀フォックスが進めているリメイクでケネス・ブラナーが監督として契約交渉に入っていると伝えられたが、監督を務めると共に主役の探偵エルキュール・ポワロを演じることが決まったという。
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クリスティが1934年に発表した原作は、私立探偵ポワロがイスタンブール発カレー行きのオリエント急行内で起きた殺人事件を解決するさまを描く。1974年版の映画ではアルバート・フィニーがポワロを演じ、イングリッド・バーグマンやショーン・コネリー、ローレン・バコールやアンソニー・パーキンスといった蒼々たるキャスト陣が集結した。
The WrapやVarietyなど海外メディアによると、リメイク版の脚本は映画『グリーン・ランタン』(11)のほか、『プロメテウス』や『ウルヴァリン』、『ブレードランナー』といった話題作の続編の脚本を手がけるマイケル・グリーンが担当。リドリー・スコットや『シンデレラ』のサイモン・キンバーグ、海外ドラマ『クリミナル・マインド』シリーズのマーク・ゴードンが製作を務める。
私立探偵ポワロと言えば、アガサ・クリスティ作品の中でもアイコニックな存在で、世界中で愛されているキャラクター。これまでに映画・ドラマでフィニーほか、ピーター・ユスティノフやデヴィット・スーシェなどが演じ、各人がハマリ役と称された。ブラナーも名門の英王立演劇学校を卒業した実力派で俳優として高い評価を得ているが、どのようなポワロを演じてくれるのか。残りのキャストも含めて続報が楽しみである。