松田龍平、おじさん役に初挑戦!山下敦弘監督と初タッグで“21世紀の寅さん”目指す

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俳優・松田龍平が、映画『ぼくのおじさん』で初のおじさん役に挑戦することがわかった。本作は、北杜夫が執筆した同名児童文学を原作に、松田と初タッグとなる山下敦弘監督がメガホンをとり、“寅さん”を彷彿とさせるインテリぼんくらなおじさんの姿を描く。
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松田扮する“おじさん”は、兄の家に居候し、スポーツも出来ずお金も無く、屁理屈ばかりこねているが、どこか憎めない役どころ。子役・大西利空が演じる“ぼく”こと甥っ子の雪男の視線で、一目惚れした女性を追いかけるためハワイへ行こうとあの手この手を画策する様子を描く。
本作に対し、松田は「“ぼく”が、哲学者で変わり者のおじさんを観察するところから始まる物語は、ほのぼのしていて、どこかノスタルジックですごく面白いと思いました」と魅力を説明。作中で相方となる雪男については、「大人びた少年なんですけど、演じている利空は撮影の本番ギリギリまで遊んでたりするやんちゃなヤツで、その現場の空気感がとても心地良かったです」と楽しげな撮影風景を明かす。
ハワイでの撮影は「現地のスタッフも合流して、日本の撮影とはまた違った濃厚な日々でした」と、充実した作品作りになったことを伺わせ、「ぼくとおじさんの思索の旅が日本からハワイへ広がって、映画の中にどう溶け込んでいるのか、僕自身も楽しみです」と、完成への期待を語った。
また、本作は『天然コケッコー』で報知映画賞・最優秀監督賞を最年少受賞し、『苦役列車』『もらとりあむタマ子』『味園ユニバース』等の話題作を手掛ける山下監督がメガホンを取り、松田との初タッグが実現。「楽しい原作と素晴らしいキャスト・スタッフで作った『ぼくのおじさん』を楽しみに待っていてください」とアピールしている。
映画『ぼくのおじさん』は2016年秋公開予定。