「利益が薄かった映画2015」発表 ジョニデやC・ヘムズワース主演作もランクイン

様々なランキングリストを発表する米経済誌「Forbes」が、2015年に公開された映画で最も利益が薄かった映画を算出。「最も稼げなかった」という不名誉の称号を手にしてしまったのは、映画『レインマン』のバリー・レヴィンソンが監督したビル・マーレイ主演の音楽コメディ『Rock the Kasbah(原題)』。推定製作費1500万ドル(約18億2100万円)に対して、世界興行収入は290万ドル(約3億5200万円)、製作費に対する回収率は19%だったという。
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対象は2000館以上の映画館で公開された作品で、11月・12月公開作品と、公開期間が短く2015年度として計算しないとされた作品は含まれないとのこと。興行成績データベースの「Box Office Mojo」や「imdb」などの数値を参考にして世界興行収入と製作費を推定。回収率の数値には11月18日までの分が含まれるという。
ワースト2位はマイケル・マン監督、クリス・ヘムズワース主演『ブラックハット』。ハッキングの罪で投獄された天才プログラマーが、世界を股にかけた凶悪サイバーテロを阻止すべく、目に見えない犯人を追跡するアクションサスペンスだ。同作は製作費7000万ドル(約85億円)に対して、世界興行収入1940万ドル(約23億円)。回収率は28%という結果に。
その他にジョニー・デップ主演の『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』やショーン・ペン主演の『ザ・ガンマン』などもランキングに入った。
「Forbes」発表、「2015年の最も利益が薄かった映画」トップ10は以下の通り。(2015年12月11日現在)
1位『Rock the Kasbah(原題)』/興行収入290万ドル(約3億5200万円)/製作費1500万ドル(約18億2100万円)
2位『ブラックハット』/興行収入1940万ドル(約23億円)/製作費7000万ドル(約85億円)
3位『ザ・ガンマン』/興行収入1360万ドル(約16億5200万ドル)/製作費4000万ドル(約48億6000万円)
4位『ビジネス・ウォーズ』/興行収入1440万ドル(約17億4900万円)/製作費3500万ドル(約42億5200万円)
5位『Jem and the Holograms(原題)』/興行収入230万ドル(約2億7900万円)/製作費500万ドル(約6億600万円)
6位『アロハ』/興行収入2630万ドル(約31億9200万円)/製作費3700万ドル(約44億9100万円)
7位『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』/興行収入4730万ドル(約57億4100万円)/製作費6000万ドル(約72億8200万円)
8位『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』/興行収入1億1980万ドル(約145億4012万円)/製作費1億5000万ドル(約182億550万円)
9位『エージェント・ウルトラ』/興行収入2470万ドル(約29億9700万円)/製作費2800万ドル(約33億9800万円)
10位『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式2』/興行収入1310万ドル(約15億8900万円)/製作費1400万ドル(約16億9900万円)