『下町ロケット』山崎育三郎、主演舞台で初のドラァグクィーン役に「全身全霊で挑む」

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ドラマ『下町ロケット』にて真野賢作役で出演中の山崎育三郎が、アカデミー賞受賞映画のミュージカル版『プリシラ』(宮本亜門演出)で主演を務めることがわかった。ミュージカル界のプリンスとして不動の地位を誇っている山崎は、今回初めてドラァグクィーン役に挑戦。「やっと出逢えた念願のコメディミュージカル作品。全身全霊で役に挑み、新たな壁をぶち破ろうと思っています!」と意気込んでいる。
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原作は1994年公開の、3人のドラァグクィーンたちのドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画で、低予算で製作された作品だが世界中で絶賛され、その奇抜でオリジナリティ溢れる衣裳によりアカデミー賞衣裳デザイン賞も受賞。日本でも劇中の音楽とともに一大ブームが巻き起こった。
2006年には待望のミュージカル版がオーストラリアにて誕生。ヒット・ソングを散りばめたディスコ・ミュージック、豪華絢爛な衣裳で歌って踊るエンターテイメント満載の舞台は、ロンドン・ウエストエンド、NY・ブロードウェイを含む15ヵ国以上の国にて上演されてきた。
本作の日本初上陸にあたって宮本は、「リオのカーニバルとオリンピック開会式をシェイクしてカクテルにしたような、ゴージャスでド派手なショーです! 三者三様の背負った過去にホロりとして、元気になれる人間讃歌。ドラァグクィーンたちが目指す先は、誰もが幸せになれる華麗なるステージ! 16年の冬は、名曲の数々にノって、キッチュなコスチュームで身をつつむ『砂漠の花』たちとエンジョイしてください!」とコメントした。
また山崎は本作について、「笑いあり涙ありの脚本、名曲揃いの歌、派手なダンスシーン、そして、ロンドン版と同じ奇抜でオリジナリティ溢れる色鮮やかな衣裳とヘアメイク、これぞエンターテイメント!」と自信を持つ。
そして「僕自身は、初のドラァグクィーンに挑戦になります。今回は露出もあるらしいので、身体もしっかり鍛えて、美しいラインを目指します」と抱負を語るとともに、「演出の宮本亜門さんの創るプリシラワールドがとても楽しみ!亜門さんは、太陽のように明るくて、常に前向きなエネルギーに溢れ、周りを幸せな気持ちにされる方。そんな亜門さんと、こんなハッピーな作品『プリシラ』を一緒に作れることを本当に嬉しく思います」と喜びを表した。
ミュージカル『プリシラ』は2016年12月、日生劇場で上演。