宝塚花組・明日海りお、 “理想的で温かい”主人公に「出会えて幸せ」
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1930年代のロンドンを舞台に繰り広げられるロマンティックコメディ『ME AND MY GIRL』（演出：三木章雄）の宝塚歌劇花組公演が決定し、22日、都内で制作発表会が行われた。主要キャストがパフォーマンスを披露するとともに、トップスターの明日海（あすみ）りお、トップ娘役の花乃（かの）まりあ、2番手男役スターの芹香斗亜（せりかとあ）が会見に出席し、公演への意気込みを語った。
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下町で育った伯爵家の跡取りウィリアム（ビル）の成長を、恋人サリーとの恋物語を絡めて描くミュージカル『ME AND MY GIRL』は、1937年にロンドンで初演され、86年にNYブロードウェイに進出。宝塚歌劇ではその翌年の87年に初演を果たし大ヒットを収めて以降、再演を重ねてきた人気演目のひとつ。ビル役は、初演の剣幸にはじまり、天海祐希、瀬奈じゅんといった大スターたちが務め上げてきた。
そのビルに扮する明日海は「前回公演時は、新人公演でビルを演じさせていただきました。ビルはこれまで演じてきた中でもとても理想的で温かな人物。まっすぐで“愛がすべて”といった、一見ふざけているようで誠実なところが大好きなので、本公演でまた出会えて幸せです」と笑顔を見せた。
ビルの恋人サリーを演じる花乃は「憧れの作品でしたので、夢のような機会をいただけました」と挨拶。またジョン・トレメイン卿とジェラルド・ボリングボークを役替わりで演じる芹香は「今日のパフォーマンスだけでもすべて楽しいナンバーで、今から楽しみです」と瞳を輝かせ、それぞれ公演に向けての意気込みを覗かせた。
なお同公演に先立ち、初演コンビの剣幸、こだま愛らを迎えた「前夜祭」が4月8日に開催されることが発表された。
宝塚歌劇花組公演UCCミュージカル『ME AND MY GIRL』は宝塚大劇場にて4月29日から6月6日、東京宝塚劇場にて6月24日から7月31日まで上演予定。
