人気小説家・湊かなえ、印税の話にドキドキ「税務署の人が来ちゃうから」

小説家の湊かなえが17日、日本テレビのバラエティ番組『ナカイの窓』に出演した。この日は「人気作家SP」と称し、作家のプライベートや執筆の苦労に迫るというテーマで進められ、執筆によって得た印税について話が及び、湊が必死にその話題を避けようとする場面があった。
【関連】本田翼&山本美月、湊かなえ『少女』映画化で共演 女子高生の死生観を描く衝撃作
実写映画化された『告白』で第6回本屋大賞を受賞した湊は、同書以降、10作以上の著作がドラマ、映画化されている人気作家。「一番売れている人の印税は、野球選手のトップと変わらない」といわれる小説家において、同番組MCの中居正広は湊に印税について率直に質問する。湊は「他人事って感じでしたね。税金でいっぱい取られるし」と直接の返答をぼやかす。だが、続けてツッコまれると「いや、お金の話をすると税務署の人が来ちゃうから。本当に来るんですって」と湊はかなり焦った様子をみせた。
また、作家になってよかったと思うときは、映像化された際に「キャスティングされた芸能人と直接会えること」だという湊。現在は、俳優の織田裕二に会ってみたいとのことだが湊曰く「書くときは、絶対に芸能人をイメージしない」のだという。その理由として「(イメージする人の)代表作に引っ張られちゃうから」と答えた。
また、湊のほか『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞を受賞するなど、数多くの人気作の著者・石田衣良も出演。中居は湊の時同様、率直に「パクったことはありますか?」と石田に質問。石田はデビュー作『池袋ウエストゲートパーク』を上げ、アメリカのアンドリュー・ヴァクスの作品をパクッていると告白。「(執筆の)直前に呼んだ作品の語り口がとてもよかったんです。これくらいの内容であれば簡単に書けるかと、ササッと書いたのがこれ(池袋ウエストゲートパーク)。お話の内容はまったく別ですけどね」とコメント。ストーリーは完全に別のものであるので、パクったものではまったくないが、石田節を効かせ、本書の誕生秘話を明かした。