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声優・津田健次郎、若手アニメーター育成事業を羨む「役者の世界でもやってほしい」

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声優・津田健次郎、若手アニメーター育成事業を羨む「役者の世界でもぜひやってほしい」
声優・津田健次郎、若手アニメーター育成事業を羨む「役者の世界でもぜひやってほしい」 クランクイン!

 若手アニメーター人材等育成事業「あにめたまご2016」特別上映会が19日、都内にて行われ『カラフル忍者いろまき』(シグナル・エムディ制作)、『UTOPA』(STUDIO4℃制作)『かっちけねぇ!』(手塚プロダクション制作)、『風の又三郎』(武右ェ門制作)の4作品が上映された。

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 「あにめたまご2016」は、初年度は「プロジェクトA」、次いで「アニメミライ」というネーミングで親しまれてきた若手アニメーター材育成事業の新しい名称。今年で6度目を迎え、日本のアニメーションを担う若手アニメーターを作品制作の現場で実践的に育ててゆくことを目標とし、それぞれの制作会社が、30分弱のオリジナルアニメを制作する。

 トップを飾ったのは、シグナル・エムディ制作の『カラフル忍者いろまき』。忍者屋敷とは知らずに田舎の大きな家に引っ越してきた一家の少女と、彼女を姫君と勘違いして仕えようとする色とりどりの忍者たちが織りなすドタバタ騒動を描いたコミカル・ファンタジー。担当者いわく「絵柄がシンプルなので、“思いきり動かす”ということに注力しました」とこだわった点を語り、「そこ(動き)を楽しく見ていただければと思います」とアピールした。

 次いで上映された『UTOPA』は、STUDIO4℃制作。自然環境破壊問題をモチーフに、人工遺伝子交配を経て独自の文明を築き上げた未来の動物世界の子どもたちが、一度も見たことのない“地上”に降り立ち、冒険を始めるロード・ムービー・スタイルのSFファンタジー。3番目の作品は手塚プロダクション制作の『かっちけねぇ!』。昨年の『クミとチューリップ』(15)に続いての参加となる同制作会社は、江戸時代から若き絵師が現代にタイムスリップしてきたことから巻き起こる騒動を描いたSFラブコメディ。「かっちけねえ」とは江戸言葉で、「かたじけない」「ありがとう」という意味。

 最後の作品は武右ェ門制作の『風の又三郎』。都会から田舎に転校して“風の子”と勘違いされてしまう女の子・高田さんと、彼女に興味を抱きつつ、なかなか素直になれない男の子・孝一の2人を軸に、宮沢賢治の「風の又三郎」にインスパイアされた、子どもたち特有の畏怖と柔軟さなどを淡くはかなく描く。

  若手を中堅・ベテランが指導してひとつの作品を作りあげるという環境に、同イベントのMCを務めた声優の津田健次郎は「声優の世界でもベテランと新人が同じ作品に携わるというのがすごく減ってる」と明かし、「アニメーターだけズルい!と思いましたね」と率直な感想を口にする。「役者の世界でもぜひこのようなことをやってください」と唱えた。

 「あにめたまご2016」の上映作品は、読売テレビ「MANPA」枠(月曜・深夜)にて『カラフル忍者いろまき』『UTOPA』の2作品放送(放送日時は後日発表)、毎日放送にて『かっちけねぇ!』『風の又三郎』を4月2日深夜にて放送。またアニマックスにて5月1日20時30分より4作品一挙放送。

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