妻が出て行った…残された愛犬とのインスタで前途を開いた男

ラファエル・マンテッソ氏にとって、30歳の誕生日はちっともめでたくなかった。妻に離婚を言い渡されたあげく、二人で買っていた犬以外の全て、家具から何からすべてを持って行かれてしまったのだ。傷心のマンテッソは、残されたワンコをモデルにしたアートを撮影し、インスタグラムで公開し始めた。その先には、思いもよらない展開が待ち受けているのだった…。
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出て行った妻と飼っていたそのワンコの名前はジミーチュウ。ブルテリアだ。名前は、ラグジュアリーな靴のブランドにあやかって付けた。傷心の誕生日以後、マンテッソ氏はジミーチュウと自身のイラストを組み合わせた作品を撮影し、インスタグラムに投稿し始めた。
この時の事をマンテッソ氏は、「ずっとずっと隠し持っていた、絵や芸術、人生に対するインスピレーションが返ってきたと感じている」と話しているそうだ。そして人や場所など、あらゆることから刺激を受けているという。
そうして発表を続けているうちに、マンテッソ氏の作品は人々の注目を集めるようになった。世界各国のメディアに加え、さらには本家「ジミー チュウ」のクリエイティブ・ディレクターであるサンドラ・チョイまでがワンコのジミーチュウに注目し始めたのだ。
加えて、チョイはマンテッソ氏に「ジミー チュウ」の商品用のイラストシリーズ製作依頼を提案しているとのこと。コラボレーションが見られる日はそう遠くないかもしれない。
傷心の誕生日をきっかけに、残された1人と1匹で始めたプロジェクトで前途を切り開いたマンテッソ氏とジミーチュウ。彼らの製作の日々は、これからさらに忙しくなりそうだ。