アンジェリーナ・ジョリー、戦争犯罪被害者への支援を力説

ハリウッドの第一戦で活躍すると共に、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使を務める女優アンジェリーナ・ジョリーが、人道支援活動の一貫で訪れたオランダで、戦争犯罪の被害者への援助協力を要請したという。
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海外メディアPeopleによると、アンジェリーナはオランダ第三の都市ハーグに本部を置く国際刑事裁判所(ICC)によって設立された被害者信託基金との会合に出席。被害者の窮状について協議したそうだ。
被害者信託基金では戦争犯罪の被害者に健康面のサポートや職業訓練、カウンセリングなどを提供するが、アンジェリーナは同基金の活動が被害者の尊厳回復に貢献することを強調し、一層の支援を求めたという。「戦争犯罪の被害者達のことを考えずして、そして彼らが自分達の人生を歩み、受けた傷を癒やすために不可欠な実用的支援なくして、完全な正義は訪れません」と声明を通して語り、「そのために信託基金の働きが重要であり、時間をかけて支援・強化される必要があるのです」と力説したという。
アンジェリーナにとってICC訪問は今回が5度目とのこと。同地に滞在中は潘基文(パン・ギムン)現国連事務総長との面会も実現したという。