ピース又吉による新書『夜を乗り越える』出版 『火花』創作秘話、初公開

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芸人で、芥川賞受賞作家の又吉直樹(ピース)の新書『夜を乗り越える』が、6月3日に小学館よしもと新書から刊行される。又吉が少年期からこれまで読んできた数々の小説を通して、「なぜ本を読むのか」「文学の何が面白いのか」「人間とは何か」を考え、大ベストセラーとなった芥川賞受賞作『火花』の創作秘話が初公開される。
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小学館とよしもとクリエイティブ・エージェンシーが共同で立ち上げた新書のレーベル「小学館よしもと新書」第1弾となる本書は、第1章から6章までに分かれ、文学との出会いから、なぜ本に魅了されるのか、また太宰治好きを公言している又吉が同作家の魅力、そして近代文学、現代文学を読む理由を綴る。
「本は、賢い人達のためにだけあるものではありません。明日からバンドをやろうという人や芸人をやろうという人が読んでもいいものです。むしろ、彼らとの方がめちゃくちゃ相性がいいものです」と本文で語っている又吉。「負のキャラクター」を演じ続けていた少年が、文学に出会い、助けられ、いかに様々な夜を乗り越え生きてきたかを顧みる。
『夜を乗り越える』は6月3日発売。定価820円(税別)