“家族の稼ぎは身代金” 前代未聞の実話を描く『エル・クラン』、とある一家の映像解禁

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“家族の稼ぎは身代金”という前代未聞の実話を完全映画化し、昨年の第72回ヴェネチア国際映画祭では監督賞となる「銀獅子賞」を受賞した映画『エル・クラン』の公開日が9月17日に決定。また、ぶっ飛んだ展開に開いた口がふさがらない予告映像も解禁された。
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本作は、1983年にアルゼンチンで実際に起き、ちょっと裕福な普通の家族が全世界を震撼させた事件を完全映画化。スペインの鬼才、ペドロ・アルモドバルが製作を務め、パブロ・トラペロ監督が第72回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞を受賞した話題作。
公開された予告編は、人当たりが良さそうな父親アルキメデス・プッチオが、早朝に街角の掃除をするシーンから幕を開ける。幸せな家族そのものという、プッチオ家のキッチンの様子がワンカットで映し出され、妻が取り分けた料理をトレイに乗せ、それを運ぶアルキメデス。息子や娘に声をかける様子は日常の風景かと思いきや彼の向かう先はリビングではなく、なぜか二階へ…。
表情を変えること無く、廊下の奥の一室の鍵を開ける父アルキメデス。その中にいたのは、黒い布で目隠しをされ、鎖に繋がれ、恐怖に怯える男。「安心しろ。メシだ。」とドスの効いた声をかけ、扉を閉める…。そして「我が家の稼ぎは身代金だ」と父アルキメデスから衝撃の事実が告げられる。軽妙な音楽と共に、繰り広げられる凶行の数々。男を車のトランクに押しこめるプッチオ家。目出し帽を被るプッチオ家。脅迫するプッチオ家。男を射殺するプッチオ家…これら全てが実話という、全世界震撼の家族の真相が明らかとなる。
映画『エル・クラン』は9月17日より、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国公開。