東出昌大、天才・羽生善治役に挑戦 “羽生メガネ”を借りて松山ケンイチと対局

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100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖(さとし)が病と闘いながら将棋に全人生を賭けた一生を描く映画『聖の青春』(2016年秋公開)。松山ケンイチ演じる主人公・村山聖の最大のライバルである羽生善治を、東出昌大が演じることが分かった。
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本作は、29歳の若さでこの世を去った天才棋士・村山聖の生涯を描いた作家・大崎善生のノンフィクション作品『聖の青春』を映画化。幼いころより難病と闘いながら棋士としての道を突き進んだ村山の人生を、羽生をはじめとする同世代の棋士との対局や、彼を支える師匠や両親たちの愛を通して描く。
東出が掛ける劇中の“羽生メガネ”は、羽生善治氏本人が1996年に史上初となった七大タイトル戦にて七冠を独占達成した時に、実際に掛けていたものを、東出が羽生本人から譲り受けたという。また東出は、徹底した羽生研究を実行、羽生本人と瓜二つの姿で撮影現場のスタッフたちを驚かせた。
今回の出演オファーを受けた東出は、「とにかく素晴らしい原作と脚本で、現場に入る前からこの作品に携われることに大きな幸福感と闘志を抱いていました」と感想を明かしており、松山との共演については「元々、尊敬する大先輩だったので、松山さんとのお芝居の中で過ごせた時間が自分の宝になりました」と撮影時を振り返った。
羽生も今回の映画化に関し「村山さんの生き様を描いた聖の青春が映画化されると聞いて、彼の存在の大きさを感じました。自分も出てくるので気恥ずかしいところもありますが、東出さんに演じて頂いたのはとても名誉なことだと思っています」と東出の演技を快く受け入れている様子だ。
今回新たに追加発表されたキャストは、東出のほかに10代の聖を大阪に引き取り、共同生活をしながら彼を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、 竹下景子、 染谷将太、安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆ら豪華俳優陣が名を連ねている。