実写化したらこうなる!? ハリウッド版『AKIRA』幻のコンセプトアート再注目

2002年に米ワーナー・ブラザースによる制作が伝えられて以来、日の目を見ない『AKIRA』ハリウッド実写版。最近では映画『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督の起用が噂され、再びハリウッド実写版に対する期待が高まっている。そんな中、過去に監督として名前が挙がったルアリー・ロビンソン監督が自身のサイトで披露したコンセプトアートに再び注目が集まった。
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大友克洋の人気漫画『AKIRA』は、第三次世界大戦後の「ネオ東京」が舞台。謎の存在“アキラ”を巡って繰り広げられる戦いを描くSFアクションだ。2014年には映画『ラン・オールナイト』のジャウマ・コレット=セラ監督がメガホンと伝えられたが、それよりも以前2009年に監督する予定だったのがロビンソン監督だった。
Bloody Disgustingによると、当時の構想では近未来のマンハッタンが舞台として描かれていたとのこと。監督のホームページに公開されているコンセプトアートには大阪の心斎橋を彷彿させるものもあり、東京や大阪、ニューヨークなどの大都市を融合したような都市が出来上がっている。
このコンセプトアートで金田役として描かれているのは、映画『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ』シリーズの俳優クリス・エヴァンス。徹雄役は名前が改まりトラヴィスとなって、映画『インセプション』(10)『ザ・ウォーク』(16)のジョセフ・ゴードン=レヴィットが扮していることになっている。もちろん、『AKIRA』を象徴する金田の赤いバイクも健在だ。
ロビンソン監督の前にメガホンを取ると伝えられた映画『ザ・ウォーカー』(10)のアレン&アルバートヒューズ兄弟の時も、後になり結局使われなかったストーリーボードが浮上した。いずれも埋もれてしまうにはもったいない完成度だ。