新『アイアンマン』は15歳の黒人少女!マーベル発表「さらなる多様性を生むため」

ロバート・ダウニー・Jr演じるトニー・スタークが、自ら開発したパワードスーツを装着し悪に立ち向かう痛快ストーリーで世界中で大ヒットした映画『アイアンマン』シリーズ。その原作となるマーベル・コミック『アイアンマン』シリーズに、リリ・ウィリアムズという15歳の黒人少女が、新たなアイアンマンとして登場することがわかった。海外メディアTIMEが独占で報じている。
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同サイトがマーベル・コミックのクリエイターであるブライアン・マイケル・ベンディスによれば、シリーズの最新コミック『Civil War II(原題)』のラストでは、これまで何度も地球の危機を救ってきた主人公のトニー・スタークが、パワードスーツを脱ぐこととなり、リリがその役目を受け継ぐことになるという。
リリは、マサチューセッツ工科大学の学生で、自身が暮らす寮の部屋で、スタークが作ったものと同じような高性能のスーツを制作してしまうほどの天才的な科学の頭脳を誇り、その知性はスタークのそれを上回っているかもしれないとのこと。公開された『Civil War II(原題)の表紙では髪形と力強いまなざしが印象的で、スタークと並んでクールなポーズを決めている。また、リリは白人のキャラクターが多いマーベル作品の中に、さらなる多様性を生むためのキャラクターでもあるそうだ。
ベンディスは、リリのような黒人キャラクターを物語に導入すると、ネット上には人種差別的な反応が見受けられるとしながらも、「キャプテン・アメリカやサイクロップスと同じように個性的な存在である」とコメント。今のところ、リリの愛称がアイアンマンなのか、それともアイアンウーマンになるのかは明らかになっていない。