『ハリー・ポッター』シリーズは最新作「呪いの子」で終了 原作者が言及

ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンなどが大ブレイクした人気映画『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングが、成人したハリー・ポッターのその後を描く舞台『Harry Potter and the Cursed Child(原題)』をもってシリーズが終了することを明かしたという。E!OnlineやUs Weeklyなどの海外メディアが伝えた。
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『Harry Potter and the Cursed Child(原題)』はロンドンで現地時間7月30日に開幕した二部構成の演劇。脚本家のジャック・ソーンが執筆し、『ハリー・ポッターと死の秘宝』での戦いから19年後、3人の子供の父親になったハリーと次男のアルバスを中心に描く。劇の脚本をベースにした本は、日本でも『ハリー・ポッターと呪いの子』とのタイトルで今年11月に刊行される予定だ。
ローリング氏は初演のレッドカーペットに登場し、記者から舞台になった新作をベースに今後シリーズが続くか尋ねられると「それはありません」と回答。「(ハリーは)この2つの劇でかなり大規模な旅に出ますからね。終わりでしょう。これは次の世代の話です。この上なく美しく実現したことに興奮していますが、ハリーについては終わりです」と語ったという。
さらに「(劇は)私が次の世代について思い描いていた素材に完璧に一致します。完璧な出来です。だから別の小説を書きたいとは決して思いませんでした。この劇はファンにとって特別なものになるでしょう」と、ハリーの物語が結末を迎えたと思っていることを明らかにしている。