宮崎あおい、李相日監督が笑いかけてくれるだけで「涙が出そう」

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映画『怒り』のジャパンプレミアが14日、都内にて開催され、渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、宮崎あおい、妻夫木聡、李相日監督が登壇。松山は「できれば1億人に見てもらいたい」と作品の出来に強い自信をのぞかせた。
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本作は、八王子で凄惨な殺人事件を起こし、現場に「怒」の血文字を残して逃亡した犯人に似ている3人の男と出会った人々のドラマを、東京・千葉・沖縄を舞台に描く。劇中で犯人に似ている男の一人で、千葉の漁港にやって来た謎の男・田代を演じた松山は「できれば1億人に見てもらいたいんですね」と大胆コメント。「この試写会には5000人の方が集まっていると思うので、1人2000人の方に紹介していただければ、ちょうど1億になるんじゃないかな。1人2000人の方に宣伝していただいて。僕も頑張りますので、応援お願いします」と続け、笑いを誘う。
そんな松山扮する田代と恋愛関係になる愛子を演じた宮崎は、先日開催されたトロント国際映画祭で、初めて監督と役を離れて話をしたと告白。「監督の家族構成とか、そういう話を初めてちゃんとしたんです。監督って、こんなに優しい顔で笑ってくれるんだって。今は監督が自分に笑いかけてくれるだけで、涙が出そうになる感じがあります」と語る。この宮崎の発言にはキャスト一同、通じる思いがあったのか一様に笑顔を見せた。
宮崎は映画祭終了後に、トロントの街を歩いたエピソードも披露。「声をかけてくださる海外の方がいて。『映画を楽しみにしています』と仰ってくれていましたし、色々な人がこの映画に期待してくれているんだな、色々な人が心待ちにしてくれているんだなと肌で感じました」と言い、現地に住んでいる友達が泣いたと言ってくれたことも嬉しそうに明かした。またこの日、本作がスペインで開催される第64回サンセバスチャン国際映画祭のコンペティション部門に出品されることも併せて発表された。
『怒り』は9月17日より全国公開。