H・G・ウェルズ原作『宇宙戦争』、テレビドラマ企画が浮上

イギリスの作家H・G・ウェルズの代表作の1つで2005年にはスティーヴン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で映画化された『宇宙戦争』のテレビドラマ企画が、MTVで進んでいるという。The Hollywood Reporterが伝えた。
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1898年に発表された『宇宙戦争』はイギリスを舞台に、火星人の襲撃にあった民衆のパニックを描いたSF小説。映画『市民ケーン』(41)のオーソン・ウェルズが1938年にアメリカでラジオドラマ化した際には、ラジオを聴いていた人々が宇宙人が本当に襲撃していると思い込み、パニックになったとも伝えられ、2005年以前の1953年にもバイロン・ハスキン監督で映画化されている。
テレビドラマ化はMTVが進めており、同局の海外ドラマ『ティーン・ウルフ』で製作総指揮を務めるジェフ・デイヴィスと脚本のアンドリュー・コクランが製作に加わるという。また海外ドラマ『救命医ハンク』シリーズのジェフ・クワティネッツと、1953年版で主演したジーン・バリーの孫になるジョシュ・バリーも製作に名を連ねる。
企画は初期段階にあるようで、パイロット版の製作時期やキャストなどの詳細は不明。MTVではこれまで、シーズン6で終了する『ティーン・ウルフ』の他、ホラー映画『スクリーム』シリーズをベースにした『Scream:The TV Series(原題)』のテレビドラマ化が実現している。