海老蔵、問題山積のオリンピックに持論「せっかくの東京開催 みんなで力合わせて」

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歌舞伎役者の市川海老蔵が20日、都内にて行われた2020年東京オリンピック&パラリンピックのキックオフイベント「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」に参加。その中の文化イベント『The Land of the Rising Sun』に出演後、記者会見に、演出の宮本亜門、俳優の鈴木亮平、チームラボ 猪子寿之とともに登壇した。海老蔵はさまざまな問題に揺れるオリンピックについても持論を述べた。
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『The Land of the Rising Sun』は、日本が生まれて以来、日本人が大切にしてきたものを、ジャンルを越えた気鋭のクリエイター陣と古典から現代までの多様な才能のキャストが集まり、ミュージカル仕立てで表現したエンターテイメントショー。日本の誕生から、江戸時代、そして現代に至るまで、受け継がれてきた自然との美しい共存、四季から生まれた文化芸術を紹介、歌舞伎から「初音ミク」までさまざまなエンターテイメントが登場した。
歌舞伎パートに登場した海老蔵は八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する素戔嗚尊(すさのおのみこと)を演じた。記者会見ではこの日のショーを振り返り、「日本の伝統文化の良い部分を、少しでも多くの方に見ていただけたかなと思います」と手応えを感じていたようだ。
また演出を担当した宮本は「個性あるすごい人たちがたくさんいて、それがコラボする楽しさがありました。天変地異とかいろいろある日本だけど、『これからますますエネルギッシュに生きていくぞ!』という思いと、世界の人に日本の魅力を知ってほしいという思いを込めて」演出し、クオリティの高いステージに「一回限りなのでもったいない気がします」と、こちらも満足した様子。
海老蔵はオリンピックにまつわり、「やはり東京という場所でオリンピックが行われるのに、さまざまな問題が起こってるのは苦しくなるんですね。ですけど、せっかく日本でオリンピックがあるんですから、ここから改めてみんなで力を合わせていけるように、今回私自身も一つの駒として参加させていただきました」とアピールした。