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<TIFF2016>『虐殺器官』ついに公開日決定! 描き下ろし新ビジュアルも解禁

アニメ

『虐殺器官』ついに公開日決定! 描き下ろし新ビジュアルも解禁
『虐殺器官』ついに公開日決定! 描き下ろし新ビジュアルも解禁(C)Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN 

関連 :

中村悠一

櫻井孝宏

 伊藤計劃のデビュー小説『虐殺器官』の劇場版アニメのスペシャル映像が、 31日に東京国際フォーラムで開催された『TIFF アニ!!』第1部において公開され、新ビジュアルと公開日が併せて解禁となった。さらに、中村悠一、櫻井孝宏、山本幸治プロデューサーが登壇し、本作の見どころを語った。

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 本作は、ゼロ世代SF作家として広く知られる伊藤計劃のデビュー作をアニメ化した作品。2015年に、円城塔と共作した『屍者の帝国』と、遺作である『ハーモニー』と共に3作連続公開される予定だったが、制作スタジオの倒産により公開延期。その後、本作のために設立された新スタジオ「ジェノスタジオ」によって制作されてきたという経緯がある。今回の映像公開は、まさにファンにとって待望の公開だった。公開された映像は、冒頭から約17分間のスペシャル映像。主人公である、アメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊大尉クラヴィス・シェパードが任務に挑む姿が、リアリティを持って描かれている。

 クラヴィス役を務める中村は、「あの時(2015年)よりもさらに時間をおいた分、より良いものになっていると思う」と仕上がりに自信を見せる。そして、「(原作の)伊藤さんが、こういうふうな絵がついているだろうと思い描いていたものが形になっていると思います」とアピールした。

 一方、ジョン・ポール役の櫻井は、「文字ベースの作品なので、作家性が強い作品になっていると思いました」と話すと、「血の表現とか、目を覆いたくなるものを容赦なくやっているということが、強烈なフックになっているので、最初から飲み込まれます」と本作の魅力を語った。

 なお、この日解禁となったメインビジュアルは、「Project Itoh」3作品(『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』)のキャラクター原案を担当したredjuiceによる描き下ろしたもの。主人公クラヴィス・シェパードが眼光鋭く、フル装備の戦闘服を身にまとった姿が描かれている。彼の周りにはナノレイヤーが張り巡らされ、原作の持つSF的な世界観が広がる。

 『虐殺器官』は、2017年2月3日公開。

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