高杉真宙、『逆光の頃』実写映画化で主演 小林啓一監督と再タッグ

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俳優の高杉真宙が、『ぼんとリンちゃん』でタッグを組んだ小林啓一監督の最新作『逆光の項』で主演を務めることがわかった。『ぼんとリンちゃん』では、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を獲得するなど、高い評価を得た高杉が、4年の月日を経て、再び小林監督と叙情的な世界を作り上げる。
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本作は、1988年から1989年にかけて「コミックモーニング」および「モーニングOPEN」にて連載されたタナカカツキの同名漫画を実写化した作品。京都で生きる少年の揺れる思春期を、京都ならではの情景を舞台に描く。高杉が演じるのは、京都生まれ、京都育ちのごく普通の高校生である孝豊。ごく日常の中で、揺れ惑いながら成長していく姿を繊細に演じる。
高杉は、「今回、とても嬉しかったのは小林啓一監督と再びお仕事をする事ができたこと。いろんな作品を経たことで自分の中で固まっている部分があったのですが、小林監督と撮影をするにつれ、それが崩れて、少しずつ京都の子になれたかな?と思います」と撮影を振り返る。
さらに高杉は、「京都の素晴らしさと、いろんなところにある孝豊の『逆光』をぜひ見て頂きたいです。そして、この不思議な子・孝豊を見て、ハマって頂けたら嬉しいです」とアピールした。
また、情報解禁に伴い、撮影のオフショットも公開された。京都のお寺で撮影された喧嘩シーンでは、曇っている時を狙って雨を降らして濡れながら撮影。9月の暑い日だったというが、高杉は「震えながら喧嘩したのを覚えています。喧嘩は泥臭く泥臭くを意識して負けないよう頑張りました」と話す。
さらに、激しい雨のシーンでは、何度もテイクを撮り直し、高杉がタオル片手に真剣な表情を浮かべる姿も映し出されている。
映画『逆光の項』は、2017年公開予定。