遠藤周作×スコセッシ監督『沈黙』 主人公演じるA・ガーフィールドの宣教師姿が公開

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遠藤周作の小説『沈黙』を、『タクシードライバー』『ディパーテッド』を手掛けたマーティン・スコセッシ監督が完全映画化した『沈黙-サイレンス-』(2017年1月21日全国公開)にて、アンドリュー・ガーフィールドが演じる本作の主人公ロドリゴの姿をとらえた場面写真が解禁となった。
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本作はスコセッシ監督が1988年に原作と出会ってから28年、読んだ瞬間に映画化を希望し、長年に渡り暖め続けてきたという待望のプロジェクト。17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため日本にたどり着いた宣教師の目に映った想像を絶する日本を舞台にに人間にとって本当に大切なものとは何かを壮大な映像で描いた歴史大作。キャストはガーフィールドをはじめ、リーアム・ニーソン、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のアダム・ドライバーらに加え、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演する。
2007年の『大いなる陰謀』で映画デビューを飾ったガーフィールドは『アメイジング・スパイダーマン』2作でその名を知らしめた。また、日本を舞台にした主演最新作『ハックソー・リッジ(原題)』では、批評家からも高く評価されている。
本作でガーフィールドが演じるのは、ポルトガル人の若き宣教師ロドリゴ。日本に渡った師であるフェレイラ(ニーソン)が棄教したとされる真実を確かめるために同僚のガルペ(ドライバー)と共に日本を目指し、長い旅の中継地であるマカオで出会った日本人キチジロー(窪塚)に導かれ、長崎へとたどり着く。
今回公開された画像は、ガルペと共に潜伏を続けていたロドリゴが、つかの間の休息を求め隠れ家から外に出た姿をとらえた場面写真。降り注ぐ陽光によって浮かびあがるその顔には、手入れされていない髪に無精ヒゲが伸び盛っているが、この先に過酷な試練が待ち受けているにもかかわらず、ロドリゴの表情には輝ける未来を信じる信念が宿り、その瞳は輝きに満ちている。若き俳優の演技に期待したい。