織田裕二、売れないデビュー当時を回顧 事務所からのプレッシャーも

放送中のドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』や映画『ボクの妻と結婚してください。』に出演している俳優の織田裕二が、11日にNHKの情報番組『あさイチ』に出演。デビュー後転機となったドラマ『十九歳』で初主演の仕事を引き受けた際のエピソードなどを明かした。
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デビューから2~3年は鳴かず飛ばずで悩んでいたという織田は、『十九歳』の仕事を受けた際に事務所の社長から「これ以降は仕事を入れていないから、これでダメだったらもう普通の生活に戻りなさい」とプレッシャーをかけられていたことを明かし、自身も背水の陣でドラマに向き合ったことを振り返る。
一方、この日は当時ディレクターをしていた担当者からのコメント映像が到着。織田が乗っていたバイクが、野良犬を引きそうになり転倒するシーンで、織田が映像に迫力を出すために、バイクでよけるところをワンカメで連続して撮ることを提案してきたため、その際に犬に逃げられることを危惧して、10日かけて犬を訓練しなければならない羽目になったことを明かす。すると、当時は真剣な思いでその提案をしていた織田は、その一方の苦労を知らず「あ~そうだったんですね!」と苦笑い。
そしてそんな「生意気」ともとれる発言を自分でも理解した上で、作品作りに積極的であったことを明かしながら、当時理解を示してくれていたスタッフ陣に改めて感謝の思いを告げる。そして今、同様に意見してくる若者がいたら?とMCの井ノ原快彦から尋ねられると「そういう若者を待っています。自分の意見をはっきり言ってくれる方がやりやすいかと思うんですね、ある程度はっきり言ってくれる方が」と語っていた。