ボブ・ディラン、ノーベル文学賞授賞式には出席せず 「先約がある」と理由説明

去る10月にノーベル文学賞を受賞した伝説敵歌手ボブ・ディランが、12月10日(現地時間)にスウェーデンのストックホルムで開催される授賞式に欠席する意向を示したことが明らかになったという。USA Todayなどの海外メディアが伝えた。
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1993年の作家トニ・モリソン以来のアメリカ人受賞となったディラン。活躍する分野が音楽とあり、彼の受賞には一部、値しないとの異論も出たが、ディラン自身が受賞について多くを語らないため、その動向が注目されていた。
ディランの授賞式欠席はノーベル文学賞の選考委員会が明かしたもので、ディランは「自分自身で賞を受け取りに行ければよかったが、残念ながら他に先約があるため、出席できない」と理由を説明したという。
選考委員会は「ボブ・ディランの決定を尊重します」とのこと。受賞者が式に出席しないことは「珍しいことではありますが、例外的なことではありません」とコメントしたそうだ。
受賞後のThe Telegraphとのインタビューで授賞式には可能なら出席すると語っていたというディラン。どのような先約があるかについて選考委員会は詳細に触れていないという。受賞者には条件があり、ディランは12月10日の授賞式から6ヵ月以内に講演を行わなければならないとのことだ。