森で彼女たちが見たものとは?『ブレア・ウィッチ』戦慄写真解禁 制作秘話も公開

全米で9月16日に2000館規模で公開され、日本でも公開中のスリラームービー『ブレア・ウィッチ』の新場面写真が解禁となった。恐怖におののく女性、驚きの表情の女性など3枚の写真が公開され、あわせてキャスト、スタッフによる撮影秘話が明かされた。
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前作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』では、映画学科の大学生ヘザー、ジョシュ、マイクが、メリーランド州ブラック・ヒルズの森に今なお残る伝説の魔女“ブレア・ウィッチ”をテーマにしたドキュメンタリー映画製作のため森に入る。しかし3人はそのまま消息を絶ち、やがて捜索は打ち切られる。事件から1年後、彼らのものと思われるフィルムとビデオが発見される。
本作『ブレア・ウィッチ』は事件の20年後、ヘザーの弟・ジェームズがユーチューブで姉らしき人物が映った映像を見つけるところから物語が始まる。そして仲間と共にあの森に踏み込むのだが…。
監督のアダム・ウィンガードは今回の挑戦について「ホラー映画の楽しみは、ドッキリ要素。僕は常に映画にそれを盛り込んでいる。『ブレア・ウィッチ』の挑戦は、ファウンド・フッテージの中にそんな要素を織り込むことだった。でもファウンド・フッテージ作品は人の視点がとても限られているから、とても難しいことなんだ。」と語る。
本作は企画が暗号名を用いられるほど秘密裏に進められ、俳優たちには偽の台本を渡し審査を始め、閉ざされたドアの向こう側に連れて行かれたキャストが、自分が『ブレア・ウィッチ』に出演する契約を結んだことをそこで初めて知るという完全なサプライズから全てがスタートしたという。
姉ヘザーの捜索をするジェームズを演じたジェームズ・アレン・マキューンは「アダムは、時にあまりにもリアルすぎる環境を作り出すことによって、僕たちから誠実なリアクションを得ようとした。つまり、僕たちはいつも本当に恐ろしい思いをしていたということなんだ」と語る。
ドキュメンタリー映画を撮影する学生リサを演じるカリー・ヘルナンデスは「私たちはこの森の深淵にいて、確かに恐怖の瞬間を味わった。この映画は観るのと同様に、撮影するのも恐怖だったわ」と撮影時を思い起こしている。