綾野剛、助演男優賞を手に妻夫木聡との“同棲”に感謝 宮沢りえは“史上初”3度目の受賞

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俳優の綾野剛が20日、都内で開催された「第41回報知映画賞」表彰式に出席。助演男優賞を受賞した喜びを語り、演技が評価された『怒り』については妻夫木聡との“同棲生活”を振り返り、「一緒にホテルで2週間生活して良かった」と吐露した。
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『湯を沸かすほどの熱い愛』で主演女優賞を獲得した宮沢りえは、『たそがれ清兵衛』『紙の月』に続く同賞受賞が史上初の三度目。本作について「日常を当たり前に過ごしていた私に、日常は当たり前じゃなく、呼吸をして、命が動いて、日常を過ごせるのは薄いベールような奇跡が重なっているんだなと思いました。その中で愛する人、大切な人を惜しみなく愛することを教えてもらいました」と回想した。
助演男優賞の綾野剛は『リップヴァンウィンクルの花嫁』や『64‐ロクヨン‐』、『怒り』の演技を評価されて受賞。『リップ~』に関しては、作中で里中珠代を演じ、今年11月11日に亡くなったシンガーソングライター・りりィに触れ「お姿が今でも焼きついています」と述懐。
また『怒り』に関しては「これこそ助演男優賞のあるべき形。(共演者の)誰がとってもおかしくない状況で、自分がこの賞を頂いていること自体不思議でした」と語り、本作の役作りのために“同棲生活”を送った妻夫木聡からは「『剛やったね!』とすごく朗らかな、愛のあるメール」を受け取ったという。さらに、同作の演技は妻夫木とでなければ成立しなかったと説明し、「一緒にホテルで2週間生活して良かった」とほほ笑んだ。
『植物図鑑』の演技が評価された、EXILE/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典は新人賞を受賞。サプライズゲストとして同グループの登坂広臣が登場すると「あまりにもビックリで動揺が隠せない」と漏らしつつ、「先ほどまで同じ撮影現場で、『授賞式がんばってね』と言われて来た立場だったので…完全にやられました」と笑みをこぼした。登坂からは「ガンちゃん、ホントにおめでと」と祝福を受けた。
『君の名は。』の大ヒットで特別賞を受賞した新海誠監督は、主人公の立花瀧(たちばな・たき)を演じた神木隆之介から花束を受取って笑顔に。そして「下北沢の、50席の小さなミニシアターで自主制作アニメーションを作ったのがスタートでした。そこからやっていることは特に変えていないつもり」と自身の原点を明かし、「たくさんの人たちが助けてくれ、気づけば1500万人に届くような映画を作ることができた」と感謝の念を述べた。
<第41回報知映画賞 受賞一覧>
作品賞・邦画部門:『湯を沸かすほどの熱い愛』
作品賞・海外部門:『クリード チャンプを継ぐ男』
主演男優賞:三浦友和
主演女優賞:宮沢りえ
助演男優賞:綾野剛
助演女優賞:杉咲花
新人賞:岩田剛典
新人賞:中野量太監督
特別賞:『君の名は。』(新海誠監督)