オスカー受賞作多数! ハリウッド関係者に知られる“ブラックリスト”って何?

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ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをW主演に迎えたSF映画『パッセンジャー』が3月24日に日本公開を迎える。未だ映画化されていない優秀な脚本のランキング“ザ・ブラックリスト”に掲載されていた本作。今回は、名作を数多く収録しているブラックリストの概要と、本作の脚本の魅力を紹介する。
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ブラックリストとは、ハリウッドの映画会社やエージェントたちによる人気投票によって選ばれる脚本のリストで、過去には『スラムドック$ミリオネア』『英国王のスピーチ』『アルゴ』など、アカデミー賞作品も数多く輩出している。このリストに脚本が掲載されていた本作は、冬眠装置で眠る5000人の乗客を乗せ、新たなる居住地を目指して地球を後にした豪華宇宙船を舞台に、エンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)が織りなす壮絶な愛と運命を描く。
ハリウッドの映画人から熱い注目を集めたストーリーを生み出したのは、脚本家のジョン・スペイツだ。彼はリドリー・スコット監督のSF大作『プロメテウス』で、宇宙を舞台に人類の起源に迫る人間たちの壮大な物語を描いたほか、日本でも大ヒットを飛ばす『ドクター・ストレンジ』では、常識を覆す魔術の世界を軸に、異色のヒーローが見せる活躍を描いた。
スペイツによるストーリーには、主演を務めた2人のハリウッドスターも虜に。広大な宇宙で極限状況に立たされるジムを演じたクリスは、「実に見事な表現力で書かれていた脚本に想像力をかき立てられ、冒頭から中盤、ラストに至るまで、非の打ち所がなった。ロマンス、アドベンチャー、アクション、ドラマが絶妙なバランスで、素晴らしいストーリーなんだ。だからすぐに出演したいと思ったよ」と絶賛。オーロラを演じたジェニファーも「これまでに読んだことのないようなストーリーだったわ。世界観も、二人のキャラクターも、とにかくストーリーのアイデア自体にとても惹かれたの」とその興奮を明かしている。
映画『パッセンジャー』は3月24日より全国公開。