又吉直樹、小説第2作は“恋愛小説” タイトルは『劇場』

2015年に自身初の長編小説『火花』で第153回芥川賞を受賞した又吉直樹(ピース)の、小説第2作が、3月7日発売の文芸誌『新潮』4月号(新潮社)に掲載されることがわかった。タイトルは『劇場』で、原稿用紙300枚の長編。又吉にとって初挑戦となる恋愛小説だという。
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『火花』は、又吉が初めて書いた長編小説で、売れない芸人の徳永と先輩芸人の神谷の交流を描いた作品。単行本253万部、文庫30万部、累計283万部の大ベストセラーになり、社会現象化した。2月26日からは、動画配信サービス「Netflix」で配信されて話題を呼んだ、ドラマ化作品がNHK総合でも放送開始される。
『火花』以降、長く長編小説は発表されておらず、今回の掲載はまさにファン待望の第2作だ。また、本作の発表に先駆けて、執筆中の又吉に密着取材したNHKスペシャル『又吉直樹 第二作への苦闘』(仮)が2月26日21時よりNHK総合で放送。又吉の、本作への思いが明らかになる。