『ツイン・ピークス』ウィル・ヘイワード検視官役ウォーレン・フロストが死去

デヴィッド・リンチ監督のカルト的人気の海外ドラマ『ツイン・ピークス』でローラ・パーマーの検視に関わる検死官で医師のウィル・ヘイワードを演じた俳優ウォーレン・フロストが死去したという。享年91歳。
【関連】写真と共に振り返る『ツイン・ピークス』名場面集<フォトギャラリー>
リンチ監督と共に『ツイン・ピークス』の企画・製作総指揮を務めるマーク・フロストの父親でもあるウォーレンは現地時間17日朝、長い闘病生活の末、バーモント州ミドルベリーの自宅で息を引き取ったという。TV Lineによると、『ツイン・ピークス』新シリーズを手がける米Showtime局を通じて発表された遺族の声明の中で、マーク・フロストは「残念ながら本日、愛する父ウォーレン・フロストが亡くなりました」と伝えたという。
俳優になる前は米海軍に従軍した経歴のあるウォーレンについて、「Dデイのノルマンディ侵攻から50年間にわたる舞台とスクリーンの世界での俳優人生において、彼は私達に正しい真実を伝えることに捧げた人生が、他の人の人生に真の違いをもたらすと教えてくれた、バーモント出身の謙虚な男性であり続けました。これだけ長く世界と彼を共有できたことに、私達は感謝します」と続けている。
日本でも今夏に放送予定の『ツイン・ピークス』新シリーズに、引退生活を返上してウィル・ヘイワード役で復帰を果たしたウォーレン。退役後、ニューヨークに移り住み結婚し、俳優になる前にテレビ局で制作に携わったという。その後テレビを中心に活躍したウォーレンは『ツイン・ピークス』の他、海外ドラマ『Matlock(原題)』や『となりのサインフェルド』などに出演している。