飯豊まりえ、W主演・清水富美加の不在に涙浮かべる「富美加ちゃんの人柄が好き」

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宗教団体への出家が報じられた清水富美加が、飯豊まりえと共にW主演している映画『暗黒女子』の完成披露試写会が21日に都内にて行われ、飯豊のほか、出演する清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈、千葉雄大に加え、耶雲哉治監督、原作の秋吉理香子が舞台挨拶のため登壇した。この日欠席した清水について、飯豊は「富美加ちゃんはどう思っているかわからないですけど、私は富美加ちゃんの人柄がすごく好きですし…」と涙を浮かべながら声を詰まらせ、隣の平がとっさに背中をさすった。
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後味の悪さが癖になると評判のミステリー、通称イヤミスのひとつとして話題を呼んだ秋吉による同名原作を映画した『暗黒女子』。聖母マリア女子高等学院に通うセレブ女子高生たちの憧れの的だった白石いつみ(飯豊)が謎の死を遂げた。いつみと同じ文芸サークルに属し、親友だった澄川小百合(清水)は、サークルメンバーと「いつみの死」についての朗読会を開く。
飯豊は、続けて「(清水と)一緒に頑張ろうねって言っていたので、この作品は本当に富美加ちゃんを含め皆で一生懸命つくりあげたのは、嘘はないので」と、気丈に語った。耶雲監督も清水の不在について触れ、「今日同じ舞台に立つことができなくて残念ですが、彼女もどうすれば映画が面白くなるかと、役を本当に真面目に考えてくれました。小百合というキャラクターは清水富美加という女優じゃなかったら、存在しなかったんじゃないかと思うくらい凄みのあるキャラクターになっています」と真摯に訴え、登壇陣も観客も静かに聞き入っていた。
共に登壇した清野は、完成作を観た感想を「イヤミスでした(笑)。観た後、何とも言えない気持ちになっちゃって。ラスト24分にやられました」と話し、平も「観たとき、台本を読んで知っているはずなのに“えっ”て息をのむシーンが多すぎて」と衝撃を受けたと明かしていた。
映画『暗黒女子』は4月1日より全国公開。