スピルバーグ監督&トム・ハンクス&メリル・ストリープ、大御所3人が新作でタッグ

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映画『シンドラーのリスト』や『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』などのヒットメーカー、スティーヴン・スピルバーグ監督が、トム・ハンクスとメリル・ストリープという二大オスカー俳優の共演が実現する実話ベースの新作『The Post(原題)』でメガホンを取ることが決まったという。DeadlineやThe Wrapなどが伝えた。
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実話に基づく『The Post(原題)』は、1971年に起きたペンタゴン・ペーパーズ暴露事件における米紙ワシントン・ポストの役割をクローズアップする作品になるという。
通称ペンタゴン・ペーパーズはベトナム戦争が激化する中、当時の国防長官ロバート・マクナマラのもとで作成されたベトナム戦争の実情に関する極秘文書のこと。執筆者の1人だったダニエル・エルズバーグがニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙に文書のコピーを持ち込み、その一部が公表された。当時のニクソン政権は新聞社を提訴して記事の差し止めを要求したが、敗訴している。
映画は政府の圧力に屈さなかったワシントン・ポスト紙の編集者ベン・ブラッドリーと、社主キャサリン・グラハムを中心に描かれるとのことだ。トムはブラッドリー、メリルはグラハムを演じる予定。
スピルバーグが監督としてトムとタッグを組むのは、映画『プライベート・ライアン』(98)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)、『ターミナル』(04)、『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)に続いて今回で5度目となる。メリルはスピルバーグ監督の2001年作『A.I.』でブルー・フェアリー役のボイスキャストを務めた。