『アベンジャーズ』ジョス・ウェドン監督、バットガール単独映画に着手か

マーベルやDCコミックスのスーパーヒーロー映画の世界が広がる中、人気ヒーロー大作『アベンジャーズ』シリーズのジョス・ウェドン監督が、DCコミックスに登場するバットガールの単独映画を監督・脚本・製作すべく最終交渉に入っていると、DeadlineやVarietyなどが伝えた。
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ウェドン監督はこれまで『アベンジャーズ』シリーズの他、米ABC局のマーベルドラマ『エージェント・オブ・シールド』で製作総指揮や脚本を務めるなど、マーベル作品との関わりが深かったが、DCベースのバットガール映画に携わることになればマーベルからの脱却という可能性がうかがえる。
バットガールは本名バーバラ・ゴードン。ゴッサム市警のジェームズ・ゴードン市警本部長の娘で正義感に溢れ、バットマンの助っ人としてゴッサムシティの凶悪犯に立ち向かう。ワーナー・ブラザースの公式サイトによると、「卓越した武術、格闘術、先端技術」の持ち主だ。
先月、ウェドン監督、映画プロデューサーでワーナー・ブラザースの幹部ジョン・バーグ、DCコミックスのジェフ・ジョンズがミーティングを行い、バットガール単独映画の企画が持ち上がったという。現時点でウェドン監督以外の名前は挙がっていない。
バットガールはDCコミックスの人気キャラクターだが、これまで単独映画が制作されたことはない。1997年にジョージ・クルーニーがバットマンを演じた映画『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』には、アリシア・シルヴァーストーン演じるバットガールが登場した。
DCコミックスの女性ヒーローの単独映画としては過去に、ハリー・ベリー主演で『キャットウーマン』(04)が制作・公開。今年の8月25日にはパティ・ジェンキンス監督、ガル・ガドット主演『ワンダーウーマン』の日本公開が控えている。