伊藤沙莉×須賀健太W主演『獣道』、ヨーロッパ最大のアジア映画祭に正式出品決定

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伊藤沙莉×須賀健太のW主演による映画『獣道』が、現地時間4月21日~29日より開催されるヨーロッパ最大のアジア映画祭、第19回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門に正式出品、ワールドプレミア上映が行われることが決定した。
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宗教団体、ネグレクト、少年犯罪、性産業など大人に翻弄される地方都市の若者たちを、実話をベースに描いたブラックコメディ『獣道』。とある地方都市で生まれ、親の愛を知らずに育ち自分の居場所を求め宗教施設や風俗の世界へ身を転じていく少女・愛衣(伊藤)と、愛衣の唯一の理解者であり、彼女に恋する不良少年・亮太(須賀)という二人は、居場所を求め続け、やがて地方都市というジャングルに飲み込まれていく…。共演は、アントニー、吉村界人、韓英恵、監督は内田英治が務める。
今回ワールドプレミア上映される「ウディネ・ファーイースト映画祭」は、イタリアの都市・ウディネで開催される映画祭で、東アジアおよび東南アジアの最新作をヨーロッパに紹介することを旨とし、大作からミニシアター系の作品まで幅広いジャンルの良作を選出。本作が選出されたコンペティション部門が対象となる賞は、観客賞、ブラック・ドラゴン観客賞、マイ・ムービーズ観客賞の3種類。毎年日本映画にも多くの注目が集まり、2014年の『永遠の0』が観客賞を受賞したのをはじめ、過去にも多くの作品が受賞している。本映画祭には、伊藤、アントニー、内田監督が参加を予定している。
伊藤は「『獣道』は私に沢山の初めてを経験させてくれた、とても深く愛している作品です。その作品を背負って、初めての海外、初めての映画祭に参加できることをとても幸せに思います」と映画祭参加の喜びをコメント。本作を手掛けた 内田監督も「あまりにも内容がドメスティックすぎて海外映画祭は行けないだろうなぁと思ってました」と一時は映画祭を考えていなかったことを明かしながら「日本固有の文化<ヤンキー>がイタリアで暴れます!」と参加の意気込みを表している。
映画『獣道』は7月15日よりシネマート新宿レイトショーほかにて全国公開。