H・ジャックマン、“ウルヴァリン役”の体作りが他作品からクレームに!?

マーベル映画最新作『LOGAN/ローガン』にて、主役のウルヴァリン役を卒業するヒュー・ジャックマンが、ウルヴァリンの役づくりが、他の作品に与えたという仰天エピソードを告白した。
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最強にして謎めいた過去を持つ孤高のヒーローの封印を解かれた『ウルヴァリン:X‐MEN ZERO』。当時、ジャックマンは1年の歳月をかけて、ウルヴァリンに相応しい肉体作りに努めた。ジムで何時間も費やしたことに加え、プロのアスリートのレベルまで、プロテインとカロリーの摂取量を増やし「観客には、『この男は恐ろしい。こいつなら簡単に人の頭を食いちぎるに違いない』と思わせたかったんだ」と振り返る。
そのため「ちょうど撮影時期が重なったバズ・ラーマン監督の『オーストラリア』の編集担当が僕のところに来て、“体づくりを抑えてもらわないと困る。君の体はどんどん変化しているから、編集で上手く切り貼りできるかどうかが心配だ”と言われてしまったくらいさ」とジャックマンが、今でこそ笑い話になるエピソードを明かした。
そんな特別な思い入れのある役をジャックマンが卒業する本作についてジェームズ・マンゴールド監督が「今回のローガンは、治癒能力がひどく衰えた状態だ。力が衰え、肉体も精神も健康状態もよくない」とローガンのおかれた状況について明かす。その設定に対しジャックマンも「X‐MENやウルヴァリンの力は、スーパーパワーよりも人間性にあると思うから、これまでと大きく違い、究極に人間的にしようと思った。最後にもう一度この役に挑むにあたって、爪を使ってできることよりも、この人物の核心に触れてみたいと思ったんだ」と取り組みを明かす。
また「私はこのキャラクターを愛しているし、ローガンはつねに素晴らしい存在だった。本当に全力を出し切った。撮影中は毎日、どのシーンでもこのキャラクターの全力の姿を、そして私の最大限の力を見せようと格闘していた」と役への想いを語っている。
映画『LOGAN/ローガン』は 6月1日より全国公開。