歪み始めた時空は人類を救えるのか…『12モンキーズ』第2シーズンは“闘う女”にも注目
シーズン1以上にスリリングでスピーディーに物語が動いていくシーズン2。なかでも、ひときわ存在感を放っているのが、女性の存在。特にウイルス学者のキャシーは当初、守られるタイプだったが、怪我を治療するために2015年から2043年に送られ戦闘能力を開花。任務遂行のためなら人殺しも厭わない女性へと変貌する。“闘う女性”として物語をも左右するキャシーだが、幸せいっぱいの笑顔、ふとしたときに覗かせる悲しみ、心を許せる人といるからこそ出せる涙など、女性らしさもきっちりと描かれている。そのギャップがとにかく魅力であり、そこに注目することで、また違う物語が見えてくる。
パワーアップした女性の存在、危機も謎も倍増するシーズン2。さらに、過去と未来の行き来も増え、物語や人間関係は複雑になってくる。ゆえに、頭をフル回転する必要があるものの、それだけに見応えがあり、隅から隅まで堪能できる展開が待っている。
また、シーズン2では映画版で精神科医キャサリン・ライリー役だったマデリン・ストーがドラマ版ではリリアン役で登場。このリリアン、どのような役柄で、どこで何を話すのか…。さらに、ドラマ版の劇中には、映画版で使用されている楽曲も流れる。映画版の熱烈ファンなら、シーズン2が興奮のシーズンとなりそうだ。
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