三谷幸喜、大河から1年…NHK時代劇再び みなもと太郎『風雲児たち』ドラマ化

関連 :
脚本家・三谷幸喜が、NHK大河ドラマ『真田丸』以来、1年ぶりにNHK時代劇を手掛けることが分かった。正月時代劇として制作される『風雲児たち~蘭学革命篇~』で三谷は脚本を担当し、片岡愛之助、新納慎也らが出演する。
【関連】NHK時代劇『風雲児たち~蘭学革命篇~』キャスト陣
みなもと太郎による大河歴史ギャグマンガを基にする本作は『蘭学事始』を題材に、前野良沢と杉田玄白が、史上初の西洋医学所の和訳に一心同体で取り組み、鎖国のど真ん中にあたる江戸時代中期に革命的な翻訳を成し遂げる姿を描く。また、刊行された『解体新書』に良沢の名前が載らず、名声が玄白だけのものとなった背景も紐解くようだ。
片岡愛之助(前野良沢)、新納慎也(杉田玄白)、山本耕史(平賀源内)、草刈正雄(田沼意次)らが出演する本作の脚本を手掛けた三谷は、自身が大学時代に連載が始まったという『風雲児たち』について、「僕はこの作品で、歴史の新しい見方を学びました。『風雲児たち』には、今の日本を築き上げた先人たちの感動的なエピソードがぎっしり詰まっています。今回、そのほんのちょっと一部分をドラマ化しました」とコメント。続けて、「歴史ファン、みなもとファンとしてこれ以上の喜びはありません」と語っている。
一方、原作者のみなもとは、「拙著『風雲児たち』は私のマンガのなかでも愛着のある作品で、だからこそ30数年、飽きもせず描き続けています。私のギャグスピリットを最も良くご理解されている三谷幸喜氏の手でNHKでドラマ化されることを、大変嬉しく楽しみにしております」と喜びの気持ちを明かしている。
NHK時代劇『風雲児たち~蘭学革命篇~』は、2018年1月初旬放送予定。