リリー・フランキー、小池栄子に洗髪してもらい「男としては、ある種のアガリ」

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俳優のリリー・フランキーが7日、都内で行われた主演映画『パーフェクト・レボリューション』の完成披露舞台挨拶に、共演の清野菜名、小池栄子、 松本准平監督、熊篠慶彦(企画・原案)、峯田和伸(楽曲提供)とともに出席。劇中で小池に髪を洗ってもらうシーンがあることに言及したリリーは「小池栄子に髪を洗ってもらえるっていうね。男としては、ある種のアガリですよ(笑)」とコメントした。
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本作は、障害者への理解を求める活動を続ける熊篠の実体験を基に、脳性マヒの影響で車椅子生活を送るクマ(リリー)と、人格障害を抱える風俗嬢のミツ(清野)が、「生まれも性別も、職業も能力も、お金も年齢も関係ない、本当の幸せ」を証明するため、立ちはだかる壁をぶち壊して突き進む姿を描いたラブストーリー。
“Hなイベント”で熊篠と出会ったと明かしたリリーは「(障害者を描く作品は)重くなりがちで、どこかで重くなくてはいけないみたいな変なところがありますけど、こういう風にゲラゲラ笑えたり、楽しめたりする、障害を持った主人公の映画が、ない方が今まで不思議だったっていうか」とコメント。また「そういうことが不謹慎だって言う人も多分いるんでしょうけど、その不謹慎だという言葉こそが、一番の差別」と力説した。
一方の清野も「内容がちょっと暗いかなって思うかもしれないんですけど、本当にばかげている部分もあったりとか、楽しくハッピーな作品ではあるので、皆さん構えずに、楽しんで最後まで見てください」とニッコリ。清野は監督から出演オファーの手紙をもらったことも明かしたが、これを聞いたリリーは「もらってないなあ...」と寂しそうにコメント。しかし、介護士の恵理を演じた小池に話が及ぶと、髪を洗ってもらうシーンを振り返り「小池栄子に髪を洗ってもらえるっていうね。男としては、ある種のアガリですよ(笑)」と満足そうに語っていた。
映画『パーフェクト・レボリューション』は9月29日全国公開。