『エイリアン:コヴェナント』マイケル・ファスベンダーが自身のアンドロイド役を語る

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SF映画の金字塔『エイリアン』シリーズの原点を描くといわれる『エイリアン:コヴェナント』にて、アンドロイドのウォルター役を演じたマイケル・ファスベンダーが、自身の役どころについて語ったインタビュー映像が到着した。
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本作でメガホンを取るのは、名匠リドリー・スコット監督。物語は、滅びゆく地球から脱出し、新たな惑星に移り住む2000人のカップル、彼らを警護する乗組員たち、アンドロイドのウォルター(ファスベンダー)が、宇宙船コヴェナント号で地球を旅立つところからはじまる。スコット監督は、「運行中はウォルターがあらゆる雑事を担う。眠らないし、歳も取らない」と説明する。
同監督が手がけた『プロメテウス』にも、デヴィッドという名のアンドロイドとして登場するファスベンダー。デヴィッドついて、ファスベンダーは「人間のような人柄や特性を身に着けられるよう設計されている。人間の最大の特徴とも言えるプライドや虚栄心を持っている。しかし、それが人々に不安を与えるようになる」と旧型アンドロイドを分析。人間の特徴を持っていたがゆえに、人間に不安を与えてしまった旧型のデヴィッド。そのため、「人間からの受容度をさらに向上させるために機能を限定した新しいモデルが開発される。だから、ウォルターはデヴィッドに比べると機械的だ」と、同作ではより機械らしく改良されたアンドロイドになっていると明かす。
また、子供のころに、『エイリアン』を初めて観て「衝撃を受けた」と語るファスベンダー。本作は「オープニングから10分後にはもう容赦無しの展開を見せる」と期待の高まるコメントも。「地球以外に生命体がいないとはとても考えられない。本作の恐怖はそこから始まる。そして人間を宿主にして寄生するという発想は、観る者の心をかき乱すコンセプトだと思う」とアピールする。
シリーズの原点に回帰し、極限の緊張感とバイオレントなショック描写の演出に本領を発揮したスコット監督。本作では、怒涛のストーリー展開の果てに「誰がエイリアンを想像したのか?」という大きな疑問の答えを提示してくれるだろう。
『エイリアン:コヴェナント』は、絶賛公開中。