ヴィム・ヴェンダース監督最新作『アランフエスの麗しき日々』予告編&場面写真解禁

関連 :
ヴィム・ヴェンダース監督の最新作で、『ベルリン・天使の詩』以来となる盟友ペーター・ハントケとの5本目のコラボレーション作品『アランフエスの麗しき日々』の予告編と場面写真が解禁となった。
【関連】『アランフエスの麗しき日々』場面写真ギャラリー
本作は、ヨーロッパを代表する作家のひとりペーター・ハントケによる戯曲「アランフエスの麗しき日々 夏のダイクアローグ」を、ヴィム・ヴェンダース監督の手により映画化した作品。2人にとって『3枚のアメリカのLP』『ゴールキーパーの不安』『まわり道』、そして『ベルリン・天使の詩』に続く5本目のコラボレーション作品となる。ヴェンダースは、自身初のフランス語映画となる本作に対し「生涯で初めて100%自分の思いのままに撮り上げた映画」と自信を見せている。
麗らかな夏の午後、遠くにパリの街並みがおぼろげに見える小高い丘の一軒家のテラスを舞台に、テーブルをはさんで座る一組の男女が織りなす会話劇が展開する。主演は『ヒポクラテス』でフランスのアカデミー賞と言われるセザール賞助演男優賞を受賞したレダ・カテブと、ヴェンダース映画は『愛のめぐりあい』に次いで2本目となるソフィー・セミン。また、映画のオリジナル・キャストである作家役にイェンス・ハルツが扮し、世界中で熱狂的なファンをもつミュージシャンのニック・ケイヴがゲスト出演している。
公開された予告編では、ひとけのない穏やかなパリの景観からはじまり、タイプライターで「そして再びの夏」と綴る作家、緑豊かな庭でテーブルをはさみ男女が時に激しく時に穏やかに対話する様子が映し出され、映像の後半にはニック・ケイヴがピアノを弾く姿が収められている。
映画『アランフエスの麗しき日々』は、12月よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。