ケヴィン・スペイシー、過去の未成年へのわいせつ未遂疑惑を謝罪 同性愛を告白

関連 :
『RENT/レント』(05)の俳優アンソニー・ラップが、32年前の14歳の時にオスカー俳優ケヴィン・スペイシーに性的に不適切な行動をとられたと告発した件で、「覚えていない」としながらもケヴィンが謝罪。同時に同性愛者であることを告白して波紋を呼んでいる。The IndependentやMail Onlineなどの海外メディアが伝えた。
【関連】「ケヴィン・スペイシー」フォトギャラリー
現在46歳のアンソニーはBuzzFeed Newsとのインタビューで、1986年、14歳の時にケヴィンの家で開かれたパーティーに出席。ゲストが帰った後に、ケヴィンがアンソニーを自分の寝室に連れていき、上にのしかかってきたと語っている。
アンソニーはケヴィンをどうにか押しのけてその場を去ったそうだが、このニュースが出るとケヴィンは自身のツイッターに長文の声明文を投稿。俳優としてのアンソニーを尊敬すると述べた上で「この話を聞いて、この上なくゾッとしています。30年前のことで、本当にこの件については覚えていないのですが、彼が言っていたことが事実なら、彼に酔っ払いの不適切な行動を心から謝罪する必要があります」と謝罪の言葉を向けた。
そして本件をきっかけに自分の人生について打ち明ける決意をしたと続け、「過去に男女両方と関係を持ちました。人生を通じて男性を愛し、関係を持ってきました。そして同性愛者として生きる選択をするに至りました」と告白している。
このケヴィンの告白に対し、批判する声は多い。俳優ザカリー・クイントやジョージ・タケイなどは、ケヴィンが同性愛を告白することで未成年に対するわいせつ疑惑の問題をすり替えようとしているなどとして、ツイッター等で批判している。
またMail Onlineによると、ケヴィンの兄ランドール・フォウラー(Randall Fowler)が今回の告発を受けて、2人の実父トーマスについて言及。ランドールは、ナチス擁護者の父親から、幾度となく性的虐待を受けていたと明かしている。