宮野真守「見たことないゴジラが出来ました」 アニメ『GODZILLA 怪獣惑星』に自信

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ゴジラシリーズ初のアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』の完成披露試写会が2日、都内にて行われ、声優を務めた宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜らが登壇。主人公・ハルオ役 の宮野真守は「自信をもってみなさんにお届けできる作品ができました」と胸を張って観客に語りかけた。
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本作は、2万年もの間、地球に君臨し続けてきた“ゴジラ”と、それに対峙する人類の因縁を描いた物語。巨大生物“怪獣”の出現と、その怪獣をも駆逐する究極の存在“ゴジラ”と半世紀にわたり戦争を繰り広げた人類は、地球脱出を計画。しかし、移民船に乗る一人の青年・ハルオは4歳のときに両親をゴジラに殺されて以来、倒すことだけを考え続けていた…。
本作では、収録された台詞に合わせて絵を描き作成される“プレスコ”という形式で制作され、キャストは画像がないところで芝居をするという難しい作業を要求された。宮野は「いないものと戦う難しさはもちろんあるんですけど、そこが一番というわけではなかった。自分たちでしっかりとイメージの共有をしながら進めていきましたし、間合いでお芝居できたということが役者としてプラスに働くところが多かった。また細かいお芝居も拾ってくれて、僕らの生きている証が映像に組み込まれるのでやりがいがありました」と振り返った。
一方、異星人のメトフィエス役の櫻井はプレスコで演じるにあたり「あまり考えすぎずに臨みました」とのこと。芝居の内容も「異星人を意識しすぎるより、ハルオとの関係性を考えました」と言いつつ、「ただ“異星人感はあるよね”と言われていました」と話し笑いを誘っていた。
この日はサプライズゲストとして映画『シン・ゴジラ』に出演した松尾諭(泉修一役)と津田寛治(森文哉役)も登場。“エール交換”ということで、本作キャストとそれぞれの作品のゴジラのフィギュアの交換をし合った。
津田は出来上がった本作を観て、「2万年後の設定なのにディテールがしっかりしているのに驚いたのと、映像がリアルなんだけどちゃんとアニメになっている。CGにもこだわりが見えました。そして声優さんのセリフ量がすごい。『シン・ゴジラ』より複雑で、膨大な量のセリフを話されるのは見どころだなと思いました」と絶賛した。
最後に宮野は「アニメーションならではの世界観で今までに見たことのないゴジラが出来上がりました。スケールの大きさに驚いていただき、その中にあるストーリーの奥深さを感じていただければ」と観客に語った。なお舞台挨拶には、 ユウコ役の花澤香菜、アダム役の梶裕貴、ガルグ役の諏訪部順一、さらに静野孔文監督、瀬下寛之監督も登壇した。
アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』は11月17日から全国公開。