沢尻エリカ、6年ぶりの主演映画『猫は抱くもの』公開決定 元アイドルのレジ係役好演

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女優の沢尻エリカが6年ぶりに主演を務める映画『猫は抱くもの』が、2018年6月に公開が決定し、猫と共演した沢尻は「仕事で悩んだとき恋愛で悩んだとき、すべてを受け入れてくれる存在がいてくれること。自分を癒やし、ハッピーにしてくれるものを、心から大切にすることって、素敵だなと。この映画に出演して、考えたりしました」と語っている。
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本作は、人気推理小説『猫弁』シリーズで知られる大山淳子の同名小説を基に、アイドルとして活動していたが、思い通りの生き方ができず、いまはスーパーのレジ係として働く沙織(沢尻)と、自分を彼女の恋人だと思っている飼い猫・良男との関係を描く少し不思議な物語。『ジョゼと虎と魚たち』『のぼうの城』などの犬童一心監督がメガホンを取った。
『ヘルタースケルター』以来6年ぶりの主演を務める沢尻は、自身の役である沙織を演じて、「すごく多面的なキャラクターだな」と感じたそう。「彼女は過去にアイドルとして挫折していて、その経験から逆に、自分というものをうまく出せなくなっている」と分析。「でも芯の部分には『本当はこういう風に生きたかった』という強い想いも抱えている。沙織が心に抱えているもの自体は、実は多くの人たちと共通してるんじゃないかなとも感じました」とも明かす。
初タッグとなった犬童監督の演出については、「『人の世界』と『猫の世界』が入り混じっていたので、演じ分けが大変でしたけれど、全力投球でやりきるしかないなと」と笑い、「自分の限界を決めず、監督の演出のもとでどこまでいけるか挑戦できたと思います」と胸を張る。また、「いろんなことに対して不器用な女性」である沙織にとって、良男は、「『好きになれない自分』もすべて引っくるめて受け入れてくれる、最大の理解者なんじゃないかな」と述懐。「これはペットに限った話ではなく、何かと良い関係で日々を過ごすことって、人にとって大事」と思ったりしたそうだ。
映画『猫は抱くもの』は、2018年6月23日より公開。