『コウノドリ』出生前診断を受けた妊婦たちの選択とは? 「考えさせられる」と大反響

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綾野剛と星野源が出演するドラマ『コウノドリ』(TBS系/毎週金曜22時)の第10話が15日に放送された。出生前診断というセンシティブな問題を取り上げた今話。SNSでは「重い内容かもしれないけど、しっかり考えないとね」「今週は特に考え込んでしまう。でも、いくら自分だったらと考えても、その時にならなければ答えは出そうにない。いや、その時になっても答えは出せないかもしれない」と、大きな反響を呼んだ。
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出生前診断を受け、21トリソミー陽性という検査結果が出た妊婦・高山透子(初音映莉子)とその夫・光弘(石田卓也)がサクラ(綾野)の診察を受けにやってくる。確定検査である羊水検査について説明したサクラは、動揺する2人に「これからのことを一緒に考えよう」と寄り添う。一方、サクラと今橋(大森南朋)は、出生前診断を受けたもう一組の夫婦、明代(りょう)と夫・信英(近藤公園)のカウンセリングを行う。この夫婦は、羊水検査でダウン症候群の診断を受けていたのだ。そして、明代はサクラと今橋に、ある決意を告げる…。
不妊治療の末、やっと授かった赤ちゃんが21トリソミーだった透子。赤ちゃんを授かったことを嬉しく思いながらも長女を第一に考える明代。それぞれ、悩みに悩んだ末に、正反対の答えを出した2人の妊婦の姿を胸に迫るリアリティーを持って描いたことから、ネットでは、「今週も攻めた内容だったなぁ。キレイ事だけじゃすまない話しだからなぁ。難しい…」「『命の選別という言葉にみんながとらわれている。母親、父親、家族の事情に目が向けられていない。それぞれの事情の上に命が生まれてくる』という鴻鳥先生の言葉にはハッとした」「受けても受けなくても、受けて胎児に異常が見つかったとして、産んでも、中絶しても、どの選択をしても自分の選択は間違ってなかったと思えることが大切だと思う」「考えさせられる。それで知った結果を元に、自分なりの決断をしなけりゃいけない。それが本当に正しい事かなんて、ずっと後になってわかる事」と深く考える声が多数寄せられた。
これまで、毎回、産婦人科と妊娠・出産のリアルを描き、号泣必須のドラマとして人気を博してきた本作。次回、ついに最終回を迎えることから、「何を糧に生きれば…最終回悲しくて泣く」「次回でコウノドリ最終回とかこれから金曜日ゎ何を楽しみに生きていけばいいの」「来週最終回とか無理」と早くも最終回を惜しむコメントも多く集まっている。