岩田剛典、河瀬直美監督『Vision』に出演 美波、森山未來、田中泯、夏木マリと共演

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三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典が、フランスの名女優ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏がダブル主演する河瀬直美監督の映画『Vision』に出演することがわかった。さらに、美波、森山未來、田中泯(特別出演)、夏木マリが出演することが発表された。
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本作は、世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ(ビノシュ)が、とあるリサーチのために訪れた奈良・吉野で山守の男・智(永瀬)と出会い、文化の壁を超え、次第に心を通わせていく姿を描く。
岩田は智と同じ“山守”として、山で生きている青年・鈴(リン)を演じる。スタントなしで実際にケヤキの木に登るなど、果敢に撮影に挑んだ岩田は、「河瀬組は役者にリアルを追求する現場だったように思います。英語で芝居をするのも初めての経験でした。撮影現場でアドリブの芝居を求められることが多かったのもとても印象深いです」と撮影を振り返る。
ジャンヌのアシスタント・花を演じる美波は、「河瀬監督の世界の一部になれたこと、長年の憧れの存在であるジュリエット・ビノシュと共演ができ、本当に嬉しいです」と喜びのコメント。岳(ガク)という猟師に扮する森山は「朝の光を浴びて、起きようとする一歩手前の浅い眠りの中でふっと陥ってしまう一瞬の、でもずっと見ていたくなる夢、のような時間でした」と作品に対する思いを表現。猟師の源(ゲン)を演じる田中は、「映像の仕事の中で、嗅ぎとり感じとるべき表現が現場にあるというのは、私にとって初めての体験でした」と語っている。
河瀬組初参加となる夏木は、智とジャンヌの運命を導くアキという老女を演じる。ビノシュは、夏木との共演するシーンのファーストカットの際、「あのマリという人はどんな俳優なの?」とスタッフに尋ね、自らの携帯で夏木の情報を検索するなど一目を置く存在だったという。夏木は「ビノシュの自然な演技を近くで拝観して興味深かったです。死ぬかと思ったこともありましたが、仕上がりがとても楽しみです」とメッセージを寄せている。
映画『Vision』は2018年に全国公開。