<日本アカデミー賞>菅田将暉、最優秀主演男優賞を初受賞

関連 :
第41回日本アカデミー賞授賞式が2日、都内で行われ、『あゝ、荒野 前篇』で主演を務めた菅田将暉が最優秀主演男優賞を受賞した。本作は数多くの映画賞を受賞しているが、「こんなに信じられないことはあまりないです」と驚きの表情をみせた。
【写真】菅田将暉ら、優秀主演男優賞授賞式フォトギャラリー
菅田は『共喰い』(第37回)で新人俳優賞を受賞して以来、自身初の最優秀賞受賞となったが「本当にありがとうございます」としみじみと語ると「2017年、いろいろと他の賞もいただいたりして、だんだん自分がどこにいるのか、人格的になにを大事にしているのかということを実感する機会は、自分で作らなければいけないと感じていました。今日は菅田将暉としてすごく嬉しい気持ちです」と胸の内を明かす。
本作で菅田は、自分を捨てた母親を恨み、もがきながらプロボクサーを目指して都会の片隅で生きる新次を演じたが、その生き様は激しくも切なく、菅田の役作りにも多くの賞賛が贈られた。菅田は共演したライバルであり親友でもあるバリカンを演じたヤン・イクチュンに対して「ヤンさんは、彼が撮った『息もできない』の暴力的な作風とは真逆で、子猫のような方。毎日『菅田さん愛しています』といってくれたんです」と撮影を振り返ると「月並みですが、この映画にかかわったみなさま、映画が大好きなみなさま、ありがとうございました」と深々と頭を下げスピーチを締めくくった。
■日本アカデミー賞優秀主演男優賞一覧
(★は最優秀賞受賞者)
★菅田将暉『あゝ、荒野 前篇』
大泉洋『探偵はBARにいる3』
岡田准一『関ヶ原』
佐藤健『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
藤原竜也『22年目の告白‐私が殺人犯です‐』